短期売買銘柄レポート(1月16日情報)

短期売買銘柄レポート(1月16日情報)

日足

週足

【今日の相場を振り返って】

1/16(月)日経平均株価は▼192円の19095円で終了。先週末の米国市場はNYダウは小幅安でしたが、ナスダック指数は上昇して過去最高値を更新、高安まちまちながら引き続き相場の地合いは強含み。好決算を発表した金融株が買われ、朝方はNYダウも上昇していましたが、米国市場は週末3連休ですので、買い一巡後は目先の利食いに押されると言う展開でした。米国市場は今夜はキング牧師誕生日で祝日、3連休を前にして積極的に上値を買う動きも見送られたと言う感じ。英国のEU離脱を巡り、ハードブレグジットになるのでは?との懸念が強まり、英ポンドが急落、その影響で円高が進み本日の円相場は113円台まで円高が進行。本日の日経平均も
円高進行が嫌気されてジリジリと値を下げる展開、先週末には一旦反発した日経平均ですが、依然流れは下向き、テクニカル的には19000円付近が下値目処としては意識されている感じです。今週末の20日には米大統領の就任式があり、トランプ大統領が正式に誕生します。政策への期待も有りますが、保護貿易や単独主義への警戒も有り、株式市場にも若干の気迷いムードも出ています。20日に向けて期待先行の動きになるのか?又は警戒が先行する展開になるのか?株式市場全体として見れば五分五分と言う感じですが、個別重視で見るなら、その様な状況もさほど気にする必要は有りません。日経平均や円相場、米国株動向などに関係なく、独自の材料・要因で動くような銘柄に関しては、基本スタンスは安値仕込を進める、このよう対応で良いと思います。ここに来ての英国のハードブレグッジット懸念は新たな円高・株安要因ですが、過度に警戒を要する材料でも有りません、簡潔に言えば投機筋が一時的に材料視しますが、本質的にはトランプ政権の政策待ちと言う感じだと思います。

 

【当面の相場展望】

英国のハードブレグッジット懸念再燃で17日のメイ首相の演説が注目され、20日にはトランプ大統領の就任式と演説が有り、今週はこの2つのイベントの通過待ちとなります。円相場はやや円高気味の展開が想定され、日経平均も軟調な展開が想定されます。当面の日経平均の変動レンジとしては19300円~18800円。物色の中心は材料株やテーマ株などの個別物色。

 

【明日の見通し】

明日も引き続き円相場次第の展開、円高懸念が残る間は主力銘柄は買いづらく、おのずと内需系の小型材料株やテーマ株が物色の中心になると思います。指数よりも個別重視、当面はその様な投資環境が続くと思います。

 

【投資アドバイス】

日経平均に関しては当面は19000円付近が下値では意識される価格です、仮にもう一段の円高が進むようなら18500円付近までの下振れは有るかもしれませんが、それでも大局上昇トレンドが変わる事は有りません。英国のEU離脱に関する不透明感、トランプ政権の政策への不透明感、今日の円高進行、日経平均下落を見る限り、これまでの期待先行ではなく、やや懸念先行の展開になりつつ有りますが、銘柄重視で対応する限り何も問題は有りません。日経平均や円相場の上げ下げに一喜一憂せず、銘柄重視で対応すれば、それが結果的にはリスク少なく利益を追求する投資になると思います。トランプ次期政権では、国境税なる政策が打ち出されるかも?との報道も有ります、簡潔に言えば輸入には輸入税を課税し、輸出には課税を免除する、又は補助金を与えると言う感じですが、現実には難しいと思います。仮に実行されれば米国の消費者は今よりも同じ製品を高く買う事になり、それは選挙でトランプ氏に投票した低所得者が更に生活苦に陥ると言う事になります。

輸入品が安くなるにはドル高になる事、仮に国境税が実行されても課税を上回るほどにドル高が進むなら消費者への悪影響は有りませんが、大きく円安が進むと言う事になり、日本にとってはさほど悪い話でも有りません。このような先行きへの不透明感が今株式市場では徐々に強まって来ています、しかし英ブレグジットは結果が出るまで数年かかり、トランプ政権の主要政策は減税、財政出動、規制緩和、国境税構想もその中も一部分です。

過度に神経質になる必要は無く、銘柄重視の対応を続けていれば弱気になる事も有りません。当面は有望な銘柄の安値仕込を淡々と進める局面、先々の利益の種を巻くと言う局面になります。

 

【本日の買い推奨銘柄】

明日は4208宇部興産(本日終値267円)の買いを狙いたいと思います。同社は化学、医薬品、建設資材、機械、エネルギー・環境関連事業を手掛けていますが、1/11に、日本発の新素材である、炭化ケイ素繊維(軽量で耐熱性を持つ材料)が、米GEが次世代航空機エンジンの基幹部品に採用するとの発表を受けて同社株も一時急騰。炭化ケイ素繊維は世界で宇部興産と日本カーボンしか今の所は作れず、今後量産段階に向けて各産業分野で需要が拡大して行く可能性も有ります。日本カーボンに比べて同社株に出遅れ感有り、明日は時価近辺の260円台で買いを実行、当面は300円付近が上値目処になりますので利食い目処は300円接近時、但し昨年12/30安値238円を切った場合はリスク管理上損切りして一時撤退となります。又同社はセメントも生産しており、トランプノミクス関連銘柄でも有ります。