短期売買銘柄レポート(12月16日情報)

短期売買銘柄レポート(12月16日情報)

日足

週足

【今日の相場を振り返って】

12/16(金)日経平均株価は△127円の19401円で終了。昨夜の米国株は上昇して反発、前日に大きく下げていますので買戻しが入った事、金利上昇で金融株が買われた事、発表された経済指標が良かった事、などからNYダウは一時158ドル高まで上げ幅を拡大。しかし買い一巡後にはドル高によるグローバル企業の業績悪化も懸念され、NYダウも戻り売りに押されて上げ幅を縮小して終了、上値を伸ばした後押し戻されると言う展開で、昨日の日本市場と同じような展開でした。米国市場でもぼちぼちクリスマス休暇入りに伴う目先の利食いが出て来る局面ですので、短期的には上値が重くなりそうな感じ。米長期金利の上昇を受けて為替市場では一段の円安が進み今日の円相場は118円台に、本日の日本市場も円安進行が買い材料となり、日経平均も買い先行の展開で上げ幅を拡大。しかし寄り付きに上昇した後はほぼ横ばいで推移すると言う展開で今日は80円の値幅の中で動くと言う展開になりました。強含みの展開に変わりは有りませんが、今日に限れば一段の上値を買うと言う動きは無く、今日が週末と言う事も影響したのかもしれません。しかし上昇が続いた後の週末ともなれば、一旦利食いが出やすく、小幅に下げて終る事も想定できましたが、上昇して終ったと言う事は来週も上昇すると見ている強気の投資家が多いという事。

日経平均の目先の上値抵抗帯は19500円付近になりますが、大きな抵抗帯としては2万円、円安基調が続くなら年内にも2万円を回復すると言う展開も有ると思います。そのカギを握るのはやはり円相場です、円相場が120円を回復すれば日経平均も2万円台に、ざっくりと言えばその様な感じです。

 

【当面の相場展望】

日経平均は今日で9日続伸、上昇が止まらないと言う感じですが、昨日は騰落レシオが165%と過去最高を記録、今日は少し低下しましたが、それでも過去最高水準の過熱感を示しています。しかし売り材料も無く、日々円安が進みますので、調整ムードもなかなか出てきません、正直なところいつ適度な調整安が有るかはその時が来て初めてわかると言う感じです。明確な調整シグナルが出るまでは買いで付いて行くしかない相場状況、今の日本市場を簡潔に述べればこのような感じになると思います。

 

【来週の見通し】

来週はクリスマス休暇入りに伴う海外勢の利食い売りも本格化しやすく、来週に限れば強含みの展開でも常に急反落の可能性は頭に入れながら対応する方が良いと思います。日経平均は今日で9日続伸となりましたが、直近3日は陰線による上昇で少し警戒も必要。しかし個別銘柄に関しては個々の銘柄次第、仮に日経平均や主力銘柄に利食いが強まれば、資金は小型株や材料株に向かいやすくなります。

 

【投資アドバイス】

昨日の日本市場の騰落レシオは165%まで上昇しこの数値は過去最高、言い換えれば今の日本市場の状況は過去にも経験が無いような状況になっています。いずれ大きな調整安は来る、しかしそれが何時になるかは解らない、今は上がるから買う、買うから上がると言う状況で、連日進む円安が買い安心感の根底に有ると言う状況です。しかし日経平均と言う指数は上昇しても、個々の主力銘柄を見れば徐々に上値の重さも出ており、今日は一段の円安が進んでいますが、トヨタ自動車の株価は下落しています。このような現象の大きな要因としてはコンピューターを使ったアルゴリズム売買の影響が有ります。機械的に円安が進めば日経平均先物を買うと言うプログラムが動き、日経平均は上昇するものの個別銘柄は違う動きをする。このようなひずみがぼちぼち出始めていると言う感じもします。純粋に円安進行が業績アップに繋がると見るならトヨタ自動車株は上昇するはず、しかし円安進行で日経平均は上昇してもトヨタ自動車株は下落すると言うのは明らかに理に反する動きです。うがった見方をすれば、投機筋は先物買いで日経平均を上げておき、その裏では保有する個別銘柄の利食いを進めている、そのようにも見えます。そして個別銘柄の利食いが一巡すれば先物も売りに転じる、その時には先物売りでも利益を得る、今はその様な仕掛けの真っ只中に有ると言う感じもします。それでも大きく下げれば日銀の買いや、押し目待ち資金も豊富に有りますので直ぐに切り返しますが、一時的な下振れに注意を要する局面を迎えつつあるように思います。中長期トレンドは上昇トレンドに変わりは有りませんが、短期的には下振れに注意、その様な状況だと思います。但しそれも日経平均や主力銘柄に関して言える事、小型材料株などには余り悪影響は無いと思います。

 

【本日の買い推奨銘柄】

東証2部8925アルデプロ(本日終値145円)、収益ビル・マンションの仕入れ販売を手掛ける同社ですが、利益率の高い権利調整案件が好調、ビルやマンションの再生も着実に増加、収益安定化目的で賃料収入増へ中長期保有の在庫を増やしたいとの意向も。昨日引け後に17年7月期業績の第1四半期決算を発表、内容は増収、純利益は大幅増益、17年7月期見通しも売上が78%増加の490得億円、営業・経常、純利益共に大幅増益の見通しを示し1株利益は38円。好業績見通しが好感されて本日は同社株も急伸、一時155円まで上値を伸ばしましたが買い一巡後はやや上げ幅を縮小して終了。しかしテクニカル判断や業績見通し、主力銘柄に過熱感が有り、低位材料株への物色が強まり易い状況でも有り、押し目買い狙いで対応したい銘柄、時価近辺の145円前後、仮に安値が有れば135円前後で買い増し、その様な対応で臨みたいと思います。当面は170円付近が上値目処になりますので利食い目処は170円接近時、但し120円を切った場合はリスク管理上損切りして一時撤退となります。同社は事業再生ADRを経て復活、今期は過去最高益更新見通しに有り、大幅増配も予想されます。2014年3月には392円の高値も有り、その後調整は十分で、本日直近1年間の高値を更新して来ています。