短期売買銘柄レポート(12月9日情報)

短期売買銘柄レポート(12月9日情報)

日足

週足

【今日の相場を振り返って】

12/9(金)日経平均株価は△230円の18996円で終了。昨夜の米国株は上昇して4日続伸、ECB理事会で量的金融緩和による資産買い入れ期間を従来の来年3月から12月まで延長された事が好感されると言う展開。毎月の買い入れ額は減額しましたが、総額では増加する事、加えてドラギ総裁が必要に応じて増額する事を示した為、緩和縮小と言うムードにはなりませんでした。欧州の金余りで米株式市場に資金が流入するとの見方から昨夜のECB理事会の決定も米株式市場への追い風との見方を強めています。日本市場は、今日は寄り付きでメジャーSQを通過、多くの機関投資家も身軽になった事から新たに買える余力が増し、日経平均も買い優勢の展開で4日続伸。日経平均は大引直前の14時59分には19042円まで上げ幅を広げましたが、大引けにまとまった売り物が出て終値では19000円を少し下回りましたが、実質的には19000円回復と同じようなものです。昨夜欧州ではECB理事会が量的緩和政策の期限延長を決め、株高が続く株式市場に新たな追い風が吹いたと言う感じですが、次の大きなイベントは来週13・14日の米FOMCです。小幅の利上げは既に織り込み済みですが、来年の利上げ回数がどうなるのか?イエレンFRB議長がどのような方針を示すのか?仮に来年の利上げペースも緩やかになるとの見通しを示せば株式市場にはプラス、逆にトランプ政権の政策次第で、急ピッチの利上げも有りうるとの見方を示せば株式市場にはややマイナス。しかしどちらのケースでも日本株にとってはプラスと言う感じです、緩やかな利上げなら米経済の拡大に繋がり、急ピッチの利上げなら一段と円安が進みます。簡潔に言えば、来週の米FOMCの結果も、日本株にとっては余り神経質になる必要は無いと言う感じです。

【当面の相場展望】

今日は一時19000円を回復した日経平均、一段と過熱感が高まっていますが、下がる材料が無く、押し目待ちに押し目無しと言う展開が依然続いています。来週は一旦19000円を挟んだもみ合いの展開も想定されますが、上昇トレンドは継続中、下げれば押し目買い有利と言う相場状況が当面は続くと思います。

【来週の見通し】

週明けの月曜日は、13日から始まる米FOMCが意識される展開になると思います。日経平均は直近2日で500円ほど上昇していますので、週明けの月曜日は一旦上昇一服、19000円を挟んだもみ合いの展開が想定されます。

【投資アドバイス】

過熱感を抱えながらも上昇基調が続き、日経平均株価はついに一時19000円を回復。しかし止まらない日経平均の上昇と言う感じですが、既に買われ過ぎ状態になっている東証1部の主力銘柄などは買い見送りの判断が安全だと思います。メガバンクを筆頭に電気セクターや総合商社、自動車、建機や証券など、明らかに過熱感が有ります。今から過熱感の有る銘柄を買うと言う事は、何かのキッカケで株価が急反落した時に大きな損失にも繋がりかねません。その様な銘柄よりも、出遅れ銘柄を中心に、上がる事も重要ですが、それ以上に大きく下がらないと言う銘柄を選んで投資して行く方が安全です。簡潔に言えば、下がり難く上がる要素を持つ銘柄を買うと言う事に徹する方がリスクの少ない投資に繋がります。日経平均は19000円を回復すれば2万円までは余り過去のしこりも有りませんので戻り売り圧力は少なく上がり易いと言うゾーンと言えます。2万円から上にはそこそこ戻り売り圧力も有りますが、ここまで来れば年末までには2万円台回復と言う可能性もゼロでは有りません。トランプ政権の閣僚人事も進み、来週辺りには政策の詳細なども出て来る可能性がありますが、減税と財政出動と言う政策の大きな柱は変わらないと思われますので、株式市場も一時的には調整安場面も有るかもしれませんが、大局上昇トレンドは当面続くと思います。来週も出遅れ銘柄を中心に買いを狙って行くと言うスタンスで対応して行きたいと思います。

【本日の買い推奨銘柄】

週明け月曜日は、過去にも何度か推奨して来た、東証2部6946日本アビオニクス(本日終値219円)を再度狙いたいと思います。同社はNEC系の防衛用表示機器、音響機器大手で、防衛関連が約40%。トランプ政権が始動すれば、日本に対して防衛力の増強を求める可能性は依然高いと思います。加えて鳥インフルエンザの感染が確認され、全国に広がりを見せています。同社は赤外線サーモグラフィを手掛けている事から鳥インフルエンザ関連の一面も持ちます。テクニカル的には上昇トレンドは継続中、12/2に250円まで上昇しましたが、直近2日は下げに転じて一旦目先の利食いに押されています。しかしテクニカル判断は押し目買い有利、目先の下値支持帯は210円台、仮に下振れの動きが有れば200円接近は有るかもしれませんが、多少の下振れは許容範囲と考えて210円台で買い出動が約定確率を考えれば最善だと思います。仮に200円接近が有れば買い増し実行で良いと思います。当面は250円付近が上値目処になりますので利食い目処は250円接近時、但し180円を切った場合はリスク管理上損切りして一時撤退となります。リニア新幹線建設で、同社子会社が所有する土地をJR東海に譲渡、保証金約74億円を今期から3期に分けて受け取る事になっており、1株純資産の増加と財務内容健全化、増配期待も有ります。