長期仕込み銘柄レポート(2016年12月15日情報)

長期仕込み銘柄レポート(2016年12月15日情報)

日足

週足

【株式市場の現状分析と当面の投資スタンス】

米大統領選挙でトランプ氏が勝利した後、一本調子に円安が進み、日経平均株価も円安進行に歩調を合わせるようにほぼ一本調子で上昇して来ました。テクニカル的な過熱感は意識されながらも、押し目待ちに押し目無し、

 

それまでに溜まっていたエネルギーが一気に噴出したかのような、超強含みの相場展開が今もまだ続いています。 トランプ政権への一抹の不安や、ドル高・米長期金利の急上昇が、米国経済や中国・新興国の経済に与える悪影響などへの不安も有り、日経平均の急上昇にやや懐疑的な見方も有りますが、迷いが生じた時こそテクニカル分析の出番です。テクニカル分析も完全では有りませんが、先行きを見通す上では一つの拠り所にはなります。

 

日経平均を月足チャートで見ると、6ヶ月移動平均線と12ヶ月移動平均線が買いシグナルとなるゴールデンクロスを既に実現しています。これは、アベノミクス相場初期の2012年末、そして一旦調整局面を迎えて再度上昇に転じた2014年9月、今回はそれについでのゴールデンクロスです。それぞれ、その後数ヶ月に渡る上昇基調が続いており、今回も日柄的に見れば来春辺りまでは上昇基調が期待出来ると言う状況です。 但し過去2回のケースでも上昇基調が続く中でも、一時的には大きく下げる場面も有りましたので、下げが無く上がり続けると言う訳では有りません。現在の日本市場の状況は短期的には過熱感が有り、一旦過熱感を冷ます為の調整局面は必要ですが、しかしそれは買われ過ぎた動きの修正のようなもので、テクニカル判断では日経平均は大局上昇トレンドに既に転じています。

 

トランプ政権が掲げる政策への期待先行と言うイメージだけで上がっていると言うムードも有りますが、最近発表された米経済指標は市場予想を上回る良好な物が多く、足元の米経済は良好との経済実態を伴っている現実も有ります。米経済(GDP)の70%は個人消費が占めます、その個人消費が良好との経済指標も相次いでおり、更に加えてトランプ政権では減税と財政出動に規制緩和が加わります。おのずと来年以降の米経済が拡大すると言う見方が強まるのも理に適っています。

日経平均の昨年末の終値は19033円でした、今年の大発会の始値は18818円で、本日終値はどちらも上回っています。このまま行けば今年も年足は陽線になり、5年連続の年足陽線となります。今年は年初から日経平均が下落し、一時は14864円まで下げる局面も有りましたが、米大統領選挙をキッカケに円安株高が進み、相場状況もがらりと好転。短期的にはかなり過熱感も高まっていますので、近々一旦適度な調整安の動きは想定して対応しなければなりませんが、中長期上昇トレンドが崩れない限り、上げ下げの波は有れども株価上昇基調は続きます。

 

昨夜まで開かれていた米FOMCでは約1年ぶりに利上げが決定されたものの、利上げ自体は想定内の事。しかし来年の利上げ見通しがこれまでの2回から3回に増えた事から、米長期金利が一段と上昇、原油先物相場も下落し、直前まで連日過去最高値を更新する展開が続いていたNYダウも昨夜は下落して反落。米国市場はFOMC通過で一旦材料出尽くし、利食いのキッカケになったと言う展開でしたが、為替市場で大きく円安が進み円相場は117円台半ばまで円安が進行。本日の日本市場は一段の円安進行を受けて日経平均も買い先行で始まり寄り付き直後には19436円まで上げ幅を広げましたが、さすがに過熱感も警戒されて買い一巡後は売りに押されて上げ幅を縮小。若干上値の重さは出ていますが依然強含みの状況に変化は有りません。

 

日本市場の現状としては、円安進行を背景に依然強含みの相場展開が続いていますが、少し先を見据えれば、海外勢がクリスマス休暇入りの前に現在の買いポジションの手仕舞いを進め、利食いを強める局面が来ます。加えて、国内勢の正月休み前の売りも出て来ます、ざっくりと言えば来週以降は需給も徐々にポジション解消売りが増えて来る、その様な見方をしておく方が良いと思います。しかしそれも一旦利益を確定する売りですので、休暇が明ければ再度買い需要になります。当面は下げれば押し目買い有利、その様な相場が続くと思います。

 

本日の買い推奨銘柄

1 6927ヘリオステクノHD 12/15 終値458

 

買いゾーン①時価 ②430円台 利食い目処700800円 損切り400円割れ

 

同社はフェニックス電気を主体とする持ち株会社で、電子デバイス製造装置、プロジェクター用照明、精密印刷装置、技術者派遣が主力。2月の台湾南部地震の復興特需で、好採算の製造装置保守・改修が想定超、人材派遣も好調で足元の業績も好調に推移。液晶主体だった製造装置も今後の市場拡大を見据えて有機EL分野への展開を進めている事も今後の期待材料。テクニカル的にも長期上昇トレンドは継続中、円安基調の為替も同社業績には追い風、来年は好業績割安、有機EL関連銘柄として吹き上げ局面が有ると思います。長期トレンドの分析としては、2013年12月高値448円から2014年5月安値280円まで下げ、その後2014年12月には629円まで上昇。448円から280円までの下げ幅の倍返しが高値となっており、2014年12月高値629円から2016年6月安値322円までの下げ幅の倍返しとなる936円が長期トレンドでは次の上値目処になって来ます。円安による一段の業績拡大に有機EL関連への期待値が加われば、少し控えめに見ても700円~800円付近への上昇は十分に期待出来ます。

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【現在保有中の銘柄に関するアフターフォロー・コメント】

今回は特に無し

※何もコメントが無ければ保有している銘柄は現状維持(保有継続)の方針とお考え下さい。

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※次回の提供日は12/22(木)です。