【全体相場解説と投資判断】
12/6(火)日経平均株価は△85円の18360円で終了。昨夜の欧米株が上昇、イタリア国民投票の結果も消化済みとのムードから今日は日本市場も買い先行の展開で寄り付き直後には18484円まで上昇、しかし買い一巡後は戻り売りに押されて上げ幅を縮小、今週末のメジャーSQに向けて売り方と買い方の攻防が続いており、今日の値動きを見る限りはSQに向けては売り方がやや優勢と言う感じ。日本市場の現状としては、トランプラリーが一巡し、一旦調整局面を迎えていると言う状況だと思います。しかし大局上昇基調は変わらず、引き続き銘柄重視の発想で対応して行くと言うスタンスで問題は有りません。
【銘柄情報】【本日終値373円】
(JQ)スパンクリートコーポレーション(5277) ガラス・土石 100株
11/18にも買い推奨をした銘柄ですが再度買いを狙いたいと思います。ロシアのプーチン大統領の来日が近づき、再度ロシア関連銘柄への物色人気が高まっています。同社は建築用床、壁材のスパンクリート最大手、新幹線など鉄道向けに防音壁を供給している事からシベリア鉄道をサハリンから北海道まで建設する計画への期待からロシア関連銘柄の位置付けになっています。加えて東京五輪施設向けにも壁材を供給している事から東京五輪関連の材料性も持ちます。業績的には来期1株利益は20円程度、同社1株純資産は784円、現在の株価水準に割高感は無く、押し目買い狙いで臨みたい銘柄となります。多少値動きが大きくなりがちな銘柄ですので、2回に分けて買いを狙うと言うスタンスならリスクも少ないと思います。テクニカル的には360円~340円のゾーンが目先の下値支持帯になりますので、まずは360円台で買いを狙い、340円台が有れば買い増し実行、又は360円~340円を数回に分けて買い下がると言う買い方も一考だと思います。同社株は100株単位で買えますので分散して買い下がり易い銘柄だと思います。当面は430円付近が上値目処になりますので利食い目処は430円接近時、但し320円を切った場合はリスク管理上損切りして一時撤退となります。
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*リスク覚悟でリターンを狙う場合:第1買いポイントでエントリー
*慎重な投資スタンスをとる場合 :第2買いポイントでエントリー
【企業情報】 |
建築用床、壁材のスパンクリート(穴あきPC板)最大手。防音壁は新幹線向け端境期が続く。だが、不動産は安定。壁材は後半に物流倉庫や五輪関連施設向け需要増。床材もマンション向け底上げ。販価厳しく、原料高も響くが生産効率化進み吸収。営業益小幅黒字化。 |