市況分析(1月19日後場情報)

市況分析(1月19日後場情報)

日経平均株価は177円高の19072円で終了。後場は円安の一服を受けて一時18982円まで上げ幅を縮小する場面も有りましたが、円相場が114円台の半ば付近で安定すると日経平均も再度上昇に転じて19000円台を回復。
昨夜のイエレンFRB議長の発言を受けて海外市場で大きく円安が進みましたので今日の日本市場も寄り付きから高く始まり日経平均の始値は19082円。
その後19122円まで上値を伸ばしたものの、買戻しが一巡すると、やや円高に振れた事から一時19000円を下回り18982円まで上げ幅を縮小。
その後再度円安気味に転じましたので日経平均も上昇に転じて19000円を回復して終わりましたが、明日にトランプ大統領の就任式を控えて積極的に上値を買う動きも有りませんでした。
日足ローソク足では今日は陰線、株価は前日比で上昇はしましたが、朝一の始値よりの安く終ると言う展開になり、テクニカル的に見れば強い展開とは言えません。
簡潔に言えばポジション調整の買戻しが今日の日経平均上昇の主原因、当面の相場見通しとしては明日のトランプ大統領就任式と就任演説が無難に通過するかどうか?
テロや暴動など何も起きず、トランプ大統領の演説も問題が無ければ来週以降は日経平均も徐々に上値を切り上げて行くと言う強含みの展開が期待出来ます。
しかし、大統領就任式でテロや暴動などが有ったり、トランプ大統領の就任演説の内容に問題などがあれば週明けの日本市場も一段安は避けられません。
既に漏れ伝わっている報道などでは、明日の就任演説の内容に政策に関する詳しい内容などは無く、今後トランプ政権が目指す米国のビジョンを示す感じですので、その様な結果になれば株式市場も特に問題は無いと思います。
為替相場や保護主義的な経済政策などに関する発言があれば株式市場にはマイナスになりますが今の所はその様な内容は無い感じです。
しかし主要な分野で4~5つ程度の大統領令を発する予定との事、TPP交渉からの離脱、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉、不法移民の強制送還、などは確実と言う感じですが、その他はやや不透明。
中国を為替操作国に認定するなどが有れば円高要因となり日本株にも悪影響が出てきます。
トランプ大統領のこれまでの発言を振り返れば、中国との貿易不均衡をかなり意識している感じですので経済政策では中国とかなりぶつかるかもしれません。
大局的に見ればそれも日本にとってはマイナス材料、大統領に就任してからも引き続きトランプ発言などには注意を要する状況が続きそうです。
その様な相場環境ですのでグローバルに事業を展開している主要銘柄は引き続き投資対象外との判断が良いと思います。
逆に内需系のテーマ性を持つ小型材料株などは円相場や海外動向の影響も少なく、この先も引き続き有望な投資先になると思います。
安値を仕込み吹き上げを待つ、当面はその様な投資スタンスが、結果的にはリスク少なく利益を追求する投資になると思います。