市況分析(1月20日後場情報)

市況分析(1月20日後場情報)

日経平均株価は65円高の19137円で終了。前場は膠着した値動きが続きましたが、後場は中国の10-12月期GDPが市場予想を上回り、12月小売り売上高も市場予想を上回るなど、好調な中国経済指標が好感されて日経平均もじり高に。
しかし今夜に米大統領就任式を控えて今日の上昇も様子見ムードの中で先物主導で上げたと言う感じ。
来週に繋がるような買いではなく、今日だけの日計り売買で上昇したと言う感じです。
今夜のトランプ大統領の就任演説を確認するまでは安心出来ず、と言うのが基本的な考えですが、中国経済指標が良かったと言う事は株式市場にとっては安心材料の一つです。
これで今夜のトランプ演説に問題が無ければ週明けの日本市場も買いが先行する展開になります。
しかし予測不能な一面があるトランプ氏ですのでどのような演説をするのか?又米大統領に就任と同時に幾つかの大統領令を出すと伝わっていますので、一抹の不安も有ります。
実体経済の状況だけを見ればさほど心配の無い状況では有りますが、トランプ発言を警戒して少し慎重になっていると言うのが今の日本市場だと思います。
米国経済は良好、中国経済も既に最悪期は脱して足元では好転が続いています。欧州経済も緩やかな回復が続いており、量的緩和政策も今年は段階的に縮小して行くと見られています。
原油相場や資源価格も最悪期を脱し、産油国や資源国経済も緩やかな回復が見込まれています。
日本経済も緩やかでは有りますが拡大基調に有り、円安が進んだ事で国内主要企業の業績も改善、17年3月期決算も増益見通しにあり、円安の流れが定着すれば来期も増益が期待出来ます。
簡潔に言えば唯一の不透明要因はトランプ大統領と言う感じです、しかしこれまでのトランプ政権の主要閣僚の議会発言などを見ると、基本政策はこれまでと大きな違いは無く、トランプ政権になったからと言って、とんでもないような政策が打ち出されると言う可能性は無いと思います。
貿易の大きな不均衡に対しては改善に取り組む、国境税と言われるものも、日本で言うところの消費税の還付のようなもので、取り立てて騒ぎ立てるようなものでも有りません。
少しトランプ発言に対して大げさに受け取り過ぎと言う感じがします、そのトランプ発言に関しても、大統領に就任してからも折に触れて出て来るかもしれませんが、出れば出るほどそのうちに市場も慣れて来ます。
簡単に言えば、トランプ発言に対して免疫が出来て市場もいずれは反応しなくなります。
トランプ大統領に関しては、よくわからないので警戒が先に立つと言う感じになっていますが、一つ言える事はトランプ政権の最大の目的は米経済を良くすると言う事です。
そうで有る限り過度に警戒する必要は無いと思います、米経済が良くなる事は日本にとっても良い事です、とにもかくにも今夜の就任演説を確認すると言う事がまずは先決ですが、無難な結果になるのでは無いかと見てはいます。