市況分析(12月12日前場情報)

市況分析(12月12日前場情報)

日経平均株価は146円高の19142円で前場を終了。先週末の米国株は、NYダウが大きく上昇して5日連続で過去最高値を更新、ナスダック指数も6日続伸で、トランプラリーの動きが一段と加速していると言う感じです。
トランプ政権へのイメージ先行と言うムードも有りますが、最近発表された米経済指標は市場予想を上回る良好な物が多く、先週末も個人消費の動向を判断する12月の消費者態度指数が市場予想以上に上昇するなど、良好な経済実態を伴っている現実も有ります。
米経済(GDP)の70%は個人消費が占めます、その個人消費が良好との経済指標が相次ぎ、更に加えてトランプ政権では減税と財政出動が加わります。
おのずと来年以降の米経済が拡大すると言う見方が強まるのも有る意味では理に適っています。
良い面だけを見ればそのようにはなりますが、悪い面を見れば一段と金利が上昇しドル高が進む、このような環境下でも米経済は成長基調が続くのか?一抹の懸念はやはり残ります。
しかし今はプラス面だけを見て動いているのが株式市場です、マイナス面を意識するのはまだ少し先になりそうな状況です。
欧米株の上昇を受けて始まった今日の日本市場ですが、円安も進み今日は115円台半ばまで円安が進んでいます。
日経平均も買い先行で始まり上昇、9時47分には19280円まで上値を伸ばしています。
しかし今日の日本市場は、日経平均は大きく上昇していますが、個々の銘柄を見ると下げている銘柄も多く、一部の値ガサ株や先物主導で日経平均だけが大きく上昇していると言う感じがします。
簡潔に言えばこのような展開は、日経平均と言う指数の上昇だけを狙うような投機筋の買いで起きる事が多く、一時的な急反落には注意しなければなりません。
現物株への買いが入って上昇している時は問題は有りませんが、先物主導で上昇している時には少し注意が必要。日経平均の値動きに関しては今週は少し注意をしておく必要は有ると思います。
明日から米国ではFOMCが始まり、小幅の利上げが決定すると思います。利上げ決定後に、円相場がどう反応するか?
材料出尽くしとなって一旦円高に振れるのか?又は来年も利上げが続くとの見方から一段と円安が進むのか?
どちらの可能性も有ると言うのが現時点での見方ですが、しかしそれも短期的な値動きに対する不透明感であり、仮に一旦円高に振れるような展開が有っても、大局円安基調が続くと言う状況は変わらないと思います。
日経平均に関しても現状は過熱感が一段と高まっており、一時的に調整安の動きが有っても何らおかしくは有りません。