市況分析(12月14日前場情報)

市況分析(12月14日前場情報)

日経平均株価は15円安の19235円で前場を終了。昨夜の米国株はNYダウが大きく上昇して7日続伸、前日は下落したナスダック指数も大きく上昇して反発、機関投資家の多くが運用指標の基準とするS&P500も過去最高値を更新。
株価上昇の最大の要因は、経営危機が懸念されていたイタリア大手銀行のウニクレディトが円換算で1兆6000億円程度の増資を含む経営再建策を発表した事。
国民投票の結果首相が退陣し、欧州金融危機の再燃も懸念されていましたので、イタリアの大手銀行が自力再建に動いた事に欧米株式市場も好感すると言う展開に。
昨夜の欧米株高を受けて本日の日本市場も小幅高で始まりましたが買い一巡後は目先の利食いに押されてマイナス圏に。
今夜は米FOMCの結果発表とイエレンFRB議長の会見も有りますので、日本市場も一旦様子見ムードが出ている感じです。
今夜のFOMCでは小幅の利上げは確実視されており、株式市場も今夜の利上げ決定は既に織り込み済みですので特に問題は無いと思います。
それよりもイエレンFRB議長の会見での発言の方が要注目、来年の利上げスタンスや足元の長期金利の上昇とドル高にどのような見解を示すのか?ドル高や株式市場の行き過ぎを冷ますような発言をするのか否か?
日経平均株価は押し目待ちに押し目無しと言う展開で株価上昇が続いて来ましたので、イエレンFRB議長の会見での発言次第では一旦本格調整の動きになる可能性は有ります。
しかし逆に米景気拡大を支援する金融政策を目指すなど、トランプノミクスに前向きな発言が有れば株価も一段高に向かう可能性もあります。
日本市場の現状をテクニカル的に見れば、過熱感が行き過ぎていると言う事は否定出来ないものの、しかし今は常識では測れない相場状況です、引き続き一段高の展開と一旦本格調整入りの展開と、両方を考えながら対応して行かなければなりません。