市況分析(12月2日後場情報)

市況分析(12月2日後場情報)

日経平均株価は87円安の18426円で終了。今日は円高が進み、欧米のイベントが控えている週末と言う事も有って、売り先行で始まり一時18315円まで下げ幅を拡大。
しかし円相場が円安に振れ、114円台を回復すると日経平均も下げ幅を縮めて下げ渋り、基本的には強含みの展開に変わりは有りませんが、上値に慎重な動きも出始めています。
今夜は米国で11月雇用統計の発表が有りますが、波乱の可能性は少なく、市場予想に近い結果が出るのではないかと思います。
その場合12月中旬の米FOMCでは利上げが決定されるのはほぼ確実だと思います、米利上げ決定で一旦材料出尽くしとなって一旦円高の動きになるのか?
又は来年も数回の利上げが想定されて一段と円安が進むのか?それはもう少し米国の状況の推移を見守らなければ現時点では断定は出来ません。
来年も数回の利上げが想定されるような状況になるかどうかは、トランプ政権の政策次第です。
12/4のイタリアの憲法改正の是非を問う国民投票ですが、否決されればレンツィ首相が辞任する意向を示しており、イタリア政治が不安定になりますが、世界経済や円相場への影響は限定的、過度に警戒する必要は無いと思います。
米雇用統計、イタリアの国民投票、どちらのイベントも結果次第では投機筋が動き、日経平均の値動きも大きくなる可能性は有ります、それは来週末の9日がメジャーSQですので、メジャーSQに向けて投機的な動きが強まり易いからです。
昨日の日経平均の高値が18746円、そして今日の日経平均の安値が18315円、来週末のメジャーSQに向けて意識されるゾーンが18750円~18250円ですので、昨日の高値から今日の安値まではほぼSQを意識した動きです。
円相場に大きな変動が無ければ来週は日経平均18750円~18250円のゾーンでの値動きになります。
仮にこのゾーンを上に抜ければ一段高、逆に下に抜ければ一段安、となりますが、その様な展開になるとすれば、円相場に大きな変動が有った時です。
現状を今一度確認しておきたいと思いますが、日経平均株価も円相場も過熱感が警戒される状況は変わりません。
しかしトランプ政権への漠然とした期待は続いており、期待が失望に変わるまでは大きな流れとしては円安株高の方向です。
しかし株式市場は急変する事も有ります、何時大きな調整安が有るか解らず、何時起きても不思議は有りません、その様な状況ではやや高値圏に有る主力銘柄などは買いづらく、出遅れ感の有る銘柄、その中でもテーマ株や材料株の買いを狙って行くと言うスタンスがリスクの少ない投資になると思います。
円相場や日経平均の急変動も余り関係がない、日本独自の材料、又はその銘柄が持つ独自の材料性で物色されるような銘柄が今の日本市場では安心感が有ります。
当面は銘柄重視の発想で対応して行く投資環境です、来週もその様な状況は変わらないと思います。