市況分析(12月20日後場情報)

市況分析(12月20日後場情報)

日経平均株価は102円高の19494円で終了。前場は前日終値付近での膠着した値動きが続いていましたが、後場に入ると円安が進み、円安進行と共に日経平均も上昇に転じて一時19500円を回復。
日経平均の19500円回復は昨年の12/18以来の事、終値では19500円台を維持出来ませんでしたが、年初来高値を更新して終わると言う強い展開。
今週は海外勢の年内手仕舞い売りも予想されますので、一段高の展開は来週以降と考えていましたが、その様な懸念も一気に払拭するような後場の上昇でした。
こうなると行くところまで行かなければ日経平均の上昇も止まらないと言う感じです、急反落のような動きに余り神経質にならず、対応しても良いように思います。
但し個々の銘柄の選択に関しては、やはり過熱感の有るような銘柄は避け、可能な限り出遅れ銘柄を中心に買いを考えて行くというスタンスは変えない方が良いと思います。
最低限のリスクに対する備えとして、出遅れ銘柄中心に買って行くと言うスタンスなら、仮に急反落が有っても大きな損をする事も有りません。
今日は日銀金融政策決定会合の結果が発表されましたが、結果は現状維持で想定通り、しかし為替市場ではその現状維持が円安要因として受け取られ円安が進んだと言う感じです。
トランプ政権になれば米長期金利の上昇は避けられず、一方で日本では長期金利の誘導目処はゼロ%ですので、日米金利差が拡大し円安が進む、後場の円安進行の要因もこのような解釈です。
円安が進めば日経平均は有る意味では機械的に上がるものの、今日も円安メリット銘柄の代表的なトヨタ自動車株は下落。
その理由としては、円安が進んでもユーロ安も進み、他の多くの国の通貨も下落しています。
簡潔に言えばドルだけが上昇していると言う状況であり、円安が進んでも、日本企業だけにメリットが有る訳では有りません。
日本と欧州の企業を比較した場合には、円もユーロもドルに対して下落していますので、日本企業だけが有利になると言う事にはなりません。
円安が進む一番のメリットは、海外で稼いだ利益を日本に持ち帰る時、円安が進めばその分だけ収益が増えます。
1ドル100円で有った物が、1ドル120円になれば、海外利益の1ドルは100円が120円に増えます。
日本で見ればこれも増収増益に変わりは無く、当然株高要因になりますが、仮に行き過ぎたドル高によって米経済が失速してしまえば、世界経済の波乱につながり、円安効果も元も子も有りません。
今は楽観に傾き過ぎている株式市場ですが、ドル高、米金利上昇によって、米経済が減速しないか?これが先々の一抹の懸念でも有ります。
しかしそれも来年以降の話、年内に関しては日経平均2万円回復を目指す動きになりそうです。