市況分析(12月21日前場情報)

市況分析(12月21日前場情報)

日経平均株価は28円高の19522円で前場を終了。昨夜の米国株は上昇して過去最高値を更新、イタリア3位の大手銀行に対して、現在進めている増資が失敗に終れば政府が公的資金を注入して救済する準備に入ったとの報道を受けて欧州では銀行株主導で株価が上昇。
その流れが米国にも引き継がれ、米国市場でも金融株主導に加えて出遅れ銘柄も買われるなど、リスクオンの動きが強まり株価も上昇。
本日の日本市場も欧米株の上昇に加えて118円付近まで円安が進んだ事が好感されて買い先行の展開で日経平均も一時19592円まで上げ幅を拡大。
しかし買い一巡後にはやや円高が進み日経平均も上げ幅を縮小、今日は目先の利食いに押されて若干上値の重さも出ています。
日経平均は9連騰のあと小幅安で一旦連騰記録は途切れたもののその後2日続伸で上げ幅を拡大、基本的には日経平均2万円回復に向けた動きが続いていると言う感じです。
しかし今日は中身を見ると個々の銘柄では下げるものも目立ち、日経平均先物主導の上昇と言う感じです。
簡潔に言えば日経平均は上昇していますが個々の銘柄はそうでも無い、その様な感じです。
依然強含みの展開が続いている日本市場ですが、年内は新規の買い出動をして買いポジションを増やすと言うのはリスク管理の観点からはやめておく方が良いと思います。
年内は既に保有している銘柄の値動きを見守り、吹き上げる動きが有れば順次利食いを進めて買いポジションの縮小を進めると言うのが理想的です。
可能性としては限りなく小さいものの、日本市場が正月休みの間に世界のどこかで大きな悪材料が出ないとも言い切れません。
昨日はドイツでもテロ事件があり、正月には多くの人が集る場所も多く、どこかでテロが起きる可能性も十分に有ると思います。
年内に売れるものは売り、買いポジションは限りなく減らし、そして正月休みが明ければ再度投資再開、このような対応がリスク管理と言う意味では最善の対応になります。
日経平均株価のやや行き過ぎとも言える上昇が続いている日本市場ですが、中長期のトレンドは既に上昇トレンドに転じており、大きな流れは当面上向きです。
しかし短期的にはやはり過熱感は否定出来ず、何か悪材料でも出て来れば一時的に大きく下げる事も無いとは言い切れません。
日経平均の上昇が続く間は、上昇が続く事と、いつ急反落があっても問題が無いように対応して行かなければなりません。
言葉で言うのは簡単ですが、実際に行うのは難しく、その様な対応の答えとしては、やはり過熱銘柄には手を出さず、出遅れ銘柄中心に買って行くという事になると思います。
更に加えて言えば、相場局面に応じて買いポジションの増減をする事、増やす時期、減らす時期、を臨機応変に対処する事だと思います。