市況分析(12月5日後場情報)

市況分析(12月5日後場情報)

日経平均株価は151円安の18274円で終了。先週末の米雇用統計は無難な結果になったものの、イタリアの国民投票が改憲否決となってレンツィ首相が辞任。
英国のUE離脱に続いてイタリアの政局混迷、さらには他のEU諸国にも政治混迷が波及するのではとの懸念から今日は日経平均も下落。
しかしこれまで上がり過ぎていた日経平均ですので今日の下げも本質的には目先の利食いによる調整安です。
イタリアの国民投票の結果も日本への影響は限定的、欧州の周辺国への影響も限定的だと思います。
過度に警戒するような要因では無いと思います、当然買い材料にはなりませんが、過熱感を抱え、やや行き過ぎていた株式市場に冷静さを取り戻させると言う意味では良いキッカケになったと思います。
今回のイタリアの国民投票の結果も、行き過ぎていた株式市場のガス抜きと言う意味では良い一面も有ると思います。
これまでにも繰り返し述べて来ましたが、日経平均は一本調子に上昇して過熱感は否定出来ないと言う状況でした。
円安・株高と言う展開が続いて来ましたが、ここに来てトランプラリーにも一巡感が見られ、株式市場の正常化に向けて適度な調整安の動きも出始めています。
現状でもまだ過熱感は有りますが、もう一段の調整が進めば、程よく過熱感も払拭して再上昇に向けた動きも出やすくなります。
簡潔に言えば、もう一段の調整安は想定しつつも、安値に対しては押し目買いを狙うと言うスタンスで良いと思います。
現在25日移動平均線は17750円付近に位置しています、明日以降日々上昇して来ますが、多少の行き過ぎは有ったとしても、日経平均18000円前後が一つの下値目処になると思います。
それ以上に下げる場面があれば尚良い買いチャンスにはなりますが、買い遅れた機関投資家などの押し目買いニーズを考えると、日経平均の18000円前後が妥当な下値と言う感じです。
一旦調整局面を迎えている日本市場ですが、少し先を見据えれば歓迎すべき展開です、行き過ぎた過熱感を一旦冷やさなければ次の上昇局面を迎える事は出来ません。
日本市場の現状は、大局上昇トレンドの中で一旦調整局面を迎えている、その様に理解して良いと思います。